
英語の時間へようこそ。といっても、今日は機内食の通販の話です。
シンガポールが大好きな私は、シンガポールの食も大好きです。
コロナ禍(covid-19)で、渡航がままならない昨今、あるユーチューバーさんが「ANAの機内食だけで3日間過ごしてみる」という動画を発信しているのを偶然見かけました。
この世に偶然はなく、必然だと聞いたことがあります。この動画との出会いに感謝。あまりに美味しそうに食べていらっしゃるので、同じメニューを私も買ってみました。すると、本当に美味しくて感動!買い物に出られない高齢者さんにプレゼントして喜ばれたり、旅行できなくても旅気分を楽しめました。
さらに調べてみたら、機内食を作っている会社が通販も手掛けているとわかりました。シンガポール航空に提供しているかは不明ですが、シンガポールの代表的なメニューの一部が販売されているとわかり、早速注文してみました。
乗客が減少したことは、航空会社や旅行会社・ホテルだけでなく、機内食会社さんにとっても打撃ですよね。この素晴らしいアイデアを、わずかでも応援させていただきたいと思いました。
メニューは4種類で10食
「バクテー(漢方薬とお茶と胡椒で煮込んだポークスペアリブのスープ)」×2
「ラクサ(エビの出汁とココナッツミルクのカレーのようなヌードル)」×2
「チキンライス(蒸し鶏と鶏の出汁で炊いたご飯と3種のタレ)」×3
「シーフードフォーファン(米粉の幅広麺の焼きそば的なもの)」×3

どれも楽しみです。何しろシンガポールは美味しいものの宝庫。この小さな国は多民族国家で、中華系・マレー系・インド系・プラナカンの料理が代表的。
中華といっても北京料理・四川料理・広東料理・福建料理・客家料理・海南料理・潮州料理・素食(ベジタリアンの仏教徒向け)…など、ちょっと思い浮かべただけでも幅広い。インド料理も、北インド・南インド・東インド・ベジタリアン向け…と個性豊か。マレー料理は魚のすり身を使ったものなど日本人にも馴染みやすいものもある。ストレイツチャイニーズ( Straits Chinese )と呼ばれる海峡を渡ってきたきた華僑と現地のマレー人女性が結婚してそれぞれの料理が融合したプラナカン料理も素晴らしい。
そのうえ、例えばイタリア料理を、シンガポールに来たイタリア人が本国で食べるよりも美味しいと感想を述べたり、北京の富裕層がわざわざ北京料理を食べるためにシンガポールを訪れるという話も聞いたことがあるのだ。
「昼食の席での話題が、夕食に何を食べるかだ」と言われるほど、食べることが大好きな国民性。シンガポールは食文化がなんと豊かなことか。とても書ききれないので、今日はここまでにします。
「現在 今この時( present )」は、宇宙からの贈り物。今日もありがとう。